鶏レバーで整える、秋の体づくりごはん
秋は、体づくりの土台を見直すいい時期
夏の疲れが少しずつ抜けてきて、トレーニングの強度を上げたくなる季節。ところが「重量が伸びない」「セット後半で息が上がる」と感じる人も少なくありません。原因のひとつとして見落とされがちなのが、たんぱく質は足りているのに、それを活かす微量栄養素が不足しているというパターンです。
そこで改めて見直したいのが鶏レバー。クセのある食材という印象が先に立ちますが、栄養面で見ると高たんぱく・低脂質で、鉄やビタミンB群を同時に補えるという、なかなか代わりのいない立ち位置にあります。毎日食べるものではありませんが、週に一度食卓に登場させるだけでも、食事全体のバランスは変わってきます。
鶏レバーの栄養と、上手な取り入れ方
鉄とビタミンB群がまとめて摂れる
鶏レバーに含まれる鉄は、吸収されやすいヘム鉄が中心です。鉄は血液中で酸素を運ぶ役割を担っているため、不足すると持久力や疲労感に影響が出やすくなります。特に女性は月経による損失があるぶん、意識して補いたい栄養素です。
あわせてビタミンB群も豊富。B群は糖質やたんぱく質をエネルギーや体の材料に変える過程で働くため、しっかり食べてしっかり動く人ほど必要量が増えます。
組み合わせと量のコツ
鉄の吸収はビタミンCと一緒に摂ると高まりやすいので、にらやもやし、にんじんといった野菜と炒め合わせるのは理にかなった食べ方です。一方でレバーはビタミンAが多く、毎日大量に食べる食材ではありません。1回80g前後、週1〜2回を目安にすると無理なく続けられます。下処理は流水でさっと洗い、血のかたまりを取り除いてから牛乳や水に10分ほど浸けると、風味がぐっと穏やかになります。
野菜と一緒に、無理なく食べきる一皿
レバー単体で食べようとすると身構えてしまいますが、味の濃い炒め物に混ぜてしまえば話は別です。ここでは、春雨と野菜を合わせて食べ応えを出した一皿を紹介します。
筋トレ女子飯♡栄養満点!レバーチャプチェ【高たんぱく・低脂質】

提供: 管理栄養士 / 岡かな
鶏レバー80gでたんぱく質と鉄をしっかり確保しつつ、脂質はごま油5gに抑えた構成です。にんにくとオイスターソースの香りがレバーのクセをやわらげ、にら・もやし・にんじんでかさと食感が出るので満足感も十分。春雨25gという控えめな糖質量も、主食を兼ねる一皿としてちょうどいいバランスです。
続けやすい形で、食材の幅を広げる
体づくりの食事は、同じメニューの繰り返しになりがちです。だからこそ、鶏レバーのように普段のローテーションに入りにくい食材を月に数回でも挟めると、栄養の偏りが自然とならされていきます。
- 下処理は「洗う→浸ける」だけで十分ラクになる
- ビタミンCの多い野菜と組み合わせる
- 1回80g前後、週1〜2回のペースで
気負わず、作れそうな日に作る。その積み重ねが、半年後の体の違いになって返ってきます。


